2021年6月7日 更新
本報告は、2021年3月に発表した「グローカル研究と中国経済学史研究」という論文をもとに、中国における経済学の受容・発展の歴史を俯瞰するなかで、中国そして社会経済システムについての議論について幾つかの新たな見方を提起するものである。
社会主義市場経済への移行によって、中国の日常風景は、資本主義国家と変わらなくなった。しかし共産党の独裁政権で言論の自由が尊重されなくなった。この中国社会を解く手がかりが中国経済学発展の歴史にあるのではないかと考え、中国の指導者、経済学者などの著述を読んできた。渉猟すべき文献量が膨大であるのですべてを読み切ったとは言えないが、今回の報告では、中国経済学発展の歴史を回顧し、併せて社会主義、資本主義、民主主義、私有財産など社会経済システムの基本用語の意味について改めて考えることで、議論を深めたい。
社会主義市場経済への移行によって、中国の日常風景は、資本主義国家と変わらなくなった。しかし共産党の独裁政権で言論の自由が尊重されなくなった。この中国社会を解く手がかりが中国経済学発展の歴史にあるのではないかと考え、中国の指導者、経済学者などの著述を読んできた。渉猟すべき文献量が膨大であるのですべてを読み切ったとは言えないが、今回の報告では、中国経済学発展の歴史を回顧し、併せて社会主義、資本主義、民主主義、私有財産など社会経済システムの基本用語の意味について改めて考えることで、議論を深めたい。
金融問題研究室・現代経済研究室合同 研究会のご案内
下記の要領で、金融問題研究室の研究会を開催いたします。
テーマ 「中国経済学史を学んでー社会経済システムの在り方を改めて考えるー」
報告者 福光寛(経済学者、金融論、成城大学名誉教授)
日 時 2021年6月21日(月)14:00~16:00
場 所 オンライン(Zoom)・オフライン(当法人講話室)併用
報告資料 ①報告原稿、②スライド
参考文献 内田真人・福光寛編著『グローバル化と地域金融』東信堂、2021年3月
※新型コロナウイルスの感染状況により、オフライン開催を中止する場合がございます。