公開研究会のご案内

テーマ 平和憲法の現在と将来
報告者 稲 正樹(元国際基督教大学教授)
日 時 2025年6月7日(土)14:00~16:00
場 所 別館映像講話室(対面)+Zoom配信
参加費 500円(研究会員無料)
戦争をする国家へ転換しつつある現状を捉え、平和憲法の確保と発展を展望します。
※イベント継続のため、ご支援のカンパを募集しています。
※Zoom招待URLと事前資料は、お申し込みの方へ前日までに送付します。
※「参加費」とは原則として資料代のことです。
【概要】
2015年の安保法制制定、2022年12月の安保3文書閣議決定以降、日本国憲法が掲げる平和主義は根底から揺らいでいます。本報告では①近年の安全保障政策転換と関連法の概略、②国内外研究者の主要見解(2つの法体系論、武装・非武装国家比較論、日本国憲法をアジアの安全保障と捉える視点、市民的防衛論)を整理。さらに③協調的安全保障体制(Pax Asia)、軍縮平和主義(東北アジア非核兵器地帯条約など)、平和的生存権保障という3方向から平和憲法の発展可能性を提示します。
【経歴】
稲 正樹(いな まさき)
1949年静岡県生まれ。北海道大学大学院法学研究科博士課程中退、博士(法学)。北海道教育大学・岩手大学・亜細亜大学・大宮法科大学院大学・国際基督教大学で憲法を担当。現在、国際基督教大学平和研究所顧問。
【専門】
憲法学、平和研究
【業績】
共編著『世界と日本のCOVID‑19対応−立憲主義の視点から考える−』(敬文堂、2023年)ほか。近刊として、憲法ネット103編『混迷する憲法政治を問う』(有信堂、2025年8月予定)。
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