お知らせ

News

2017.04.30

各種研究会

報告概要

パナマ文書からも垣間見ることができたように、オフショア・タックスヘイブンは現代資本主義の中心に潜む大いなる病です。サミットの要請によってOECDのBEPSプロジェクトも動き始めましたが、本格的改革はまだ始まったばかりです。


去る10月には国際的なタックスジャスティス運動の中心であるタックスジャスティス・ネットワークのクリステンセン代表の来日が実現し、市民集会や各界との懇談会などが開かれ、共通の問題に関してともに協力して進めることが確認されました。とくに日本がそのおかれた立場を生かして、グローバルな改革の中心的な役割を果たすことを求められているとの認識が共有されました。

その役割を果たすためには、日本においてタックスヘイブンが引き起こしている問題を分析し、解明することが欠かすことができない課題です。

現代経済研究室の次回研究会は下記の要領で、「タックスヘイブンに対する国会の取り組み」と題して、丸井龍平さんにお話をいただきます。丸井さんは現在、参議院の大門実紀史議員の政策秘書を務めており、国会におけるタックスヘイブン問題の第一人者です。タックスヘイブンと税逃れの問題、投機マネーの温床となっている問題、それらに対する国会の取り組みなどについてお話をしていただきます。