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2021年11月8日 更新

金融問題研究室 研究会のご案内


 下記の要領で、金融問題研究室の研究会を開催いたします。


テーマ 現代資本主義の貨幣と財政金融制度

報告者 石塚良次(元専修大学教授)

日 時 2021年12月11日(土)16:30~19:00 
    (報告1時間、討論1時間25分)

場 所 オンライン(Zoom)

参加費 無料

※12月5日までに参加申込みをされた方には12月6日頃に報告資料を送信いたします。(事前に資料に目を通せますので、5日までのお申し込みを推奨いたします)
※新型コロナウイルスの感染状況により、オフライン開催を中止する場合がございます。

 


 今日の貨幣制度は、現代資本主義の資本蓄積に適合的に形成されている。他方で、それは同時に不安定性の根源でもある。1971年の金ドル交換停止以後、資本主義の貨幣制度は大きく転換した。

 その中心をなすのは、17世紀末のイングランド銀行の創設に始まる中央銀行制度であり、それと密接に連携する財政の仕組みである。今日、金融財政政策が行き詰まっていることは周知のことと思われるが、それは従来の経済学の枠組みそのものが現在の金融財制度の有様を適切に理論化できていない、ということの現れでもある。

 本報告では、そのような問題意識を踏まえ、現代資本主義において貨幣とは何かという問題をその根源に遡って考え、そのうえで、貨幣・金融制度を財政制度との関わりで再検討することを課題とする。

 本報告での貨幣の捉え方は、貨幣を債務と捉える債務貨幣論である。その視点から、民間の経済主体に対しては、銀行預金が決済手段として機能し、その銀行間決済には中央銀行当預がそれを支えるという重層的な債務貨幣の構造を分析する。中央銀行当座預金は、同時に財政支出、収入の手段であることによって、債務のヒエラルキー構造を最終的に支えている。その意味で、現代資本主義の貨幣制度は、その根底に国家権力の存在を前提としているとみる。

 

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