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2022.08.17

告知

現代経済研究室 研究会のご案内

テーマ 第二次大戦後のアジア経済を振り返って
報告者 西澤信善(東亜大学特任教授、神戸大学名誉教授) 
日 時 2022年9月5日(土)16:10~18:30
    ※「詳細」をクリックすると概要をお読みいただけます。
場 所 オンライン(Zoom)・オフライン(当財団3階会議室)
参加費 無料

※本討論会はYouTube(政経研チャンネル)での配信はいたしませんので、是非お申し込みの上、ご参加下さい。
※zoom招待URLおよび事前資料は、お申し込みされた方へ、前日午後5時頃にお送りいたします。


▼報告のポイント

 連日の猛暑のなか、皆様いかがお過ごしでしようか。次回研究会は、西澤信善さん(東亜大学特任教授、神戸大学名誉教授)に、「第二次大戦後のアジア経済を振り返って」と題して報告をいただきます。
 西澤さんはアジア経済研究所、広島大学、神戸大学、近畿大学を経て、現在、下関にある東亜大学教授。その間、在ビルマ日本大使館、アジ市場経済学会会長などを経て、現在もアセアンセンター所長を務めるなど、アジア経済に広いかかわりと深い造詣を有しています。
 今回の報告に当たって、西澤さんは次のように語っています。
 …第二次大戦終了後、77年の歳月が流れた。この間、アジア経済は激変といっていいほど大きく発展した。大戦後のアジア経済は大きく三つの時期に分けることができる。第一の時期は1940年代の後半から1990年代の初頭のいわゆる冷戦時代である。第二の時期は、1990年代初頭から2010年代の初頭までの約20年間で、この時期は中国、ASEAN加盟諸国そしてインドが急速な発展を遂げ、アジア経済が多極化(日本を含めて四極化)した時代である。第三の時期は、2010年代初頭から今日に至るほぼ10年である。この時期の特徴として、経済的にはRCEP(東アジア包括的地域経済連携)などで経済統合が進む一方、中国の動向(国内問題および海洋進出などの覇権主義的な動き)が欧米の反発ならびに周辺諸国との対立を引き起こし、アジア経済の持続的な発展を著しく不安定化させていることを指摘できる。今回の報告では第一および第二の時期を概観し、第三の時期に焦点をあて、日本への影響、立ち位置、そして対応などについて考察したい。…

 オンライン参加も可能です。後日ホームぺージでZOOMミーティング参加の方法に関する案内をアップします。