一般社団法人中国研究所が当研究所を訪問
2026年9月7日、一般社団法人中国研究所の村田雄二郎理事長、川上哲正監事(前理事長)が政治経済研究所を訪問され、齊藤壽彦理事長、福光寛研究委員長・理事、柳啓明事務局長・理事らと懇談しました。
中国研究所と政治経済研究所は、ともに戦後間もない時期に発足し、東亜研究所を介して歴史的な接点を有しています。政治経済研究所は、1946年3月に解散した東亜研究所の資産を継承して同年8月に設立されました。一方、中国研究所も、平野義太郎や伊藤武雄ら東亜研究所に関わった研究者を含む人々によって設立が進められました。また、創設初期の中国研究所は、神田駿河台にあった政治経済研究所の建物に研究室・事務室を置いていました。
今回の懇談では、こうした両研究所の歩みを振り返りながら、戦後日本における中国研究や日中関係研究、平野義太郎や伊藤武雄らをめぐる研究史など、両研究所の歴史とも関わるさまざまな話題について意見が交わされました。
また、当研究所に残されている東亜研究所関係資料をはじめとする所蔵資料を紹介し、研究機関に残された議事録や刊行物、個人旧蔵資料などをどのように発掘・整理し、次世代の研究へつないでいくかについても話が及びました。中国研究所に残る資料の状況や、戦後の日中学術交流を伝える資料についても情報交換が行われました。
長い歴史を持つ研究機関そのものが、いまや戦後史・学術史の研究対象となりつつあります。今回の訪問は、東亜研究所を一つの接点として双方の歴史を改めて見つめるとともに、今後の資料調査や研究交流の可能性について考える貴重な機会となりました。